GREETING実行委員長ご挨拶
今年も「六本木アートナイト」の
季節がやってきました。
アートとは人によって自由に様々な価値付けや捉え方ができるものです。時に人に疑問を与えたり、人々をつなげたりと、不思議なチカラを持っています。今ではアートは多様に形を変え、エンターテイメントや広告の領域でもそのチカラを発揮するようになっています。アーティストにとっては表現領域が拡大し作品が多くの人の目に触れる機会が増え、一方見る側にとっては日常生活のなかで様々な表現を楽しむことが出来る環境になったといえます。時代によって色々なものは変わらなければいけない、アートもまさにその流れにいます。今回新設されたメディアアートディレクターとして、六本木アートナイトにコンピューターやテクノロジーを使ったアート作品を持ち込み、それに参加できるような仕組み、人とつながれるような仕組みをできるだけ多く導入しました。東京オリンピック・パラリンピックが5年後と迫った今、みんなでつながって自然に同じ方向を向いてしまうような瞬間を、今年の六本木アートナイトからさらにつくって行きたいと思います。
2014年11月20日
六本木アートナイト実行委員会 実行委員長
南條 史生